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ゆうです。
キングコング西野さんの「新世界」が無料公開されていますね。
→新世界 全文公開
本当に話題の尽きない方だなと思います。
よく炎上していると言われていますが、
この無料公開にも様々な批判があったみたいです。
他のクリエイターの方やそのファンの方たちから、
「無料公開が当たり前になったら本が売れなくなる」
という内容のものです。
この批判は非常によくわかります。
無料で読むことができれば購入する必要がなくなりますし、
本が売れなくなるのはクリエイターの方にとって死活問題です。
では、なぜ、同じクリエイター(芸人?)である西野さんは無料にしたのか?
僕は下記のように考えています。
「新世界」を無料公開した理由
はじめから「無料でもいいのでこの本を読んでほしい」ということであれば、
書籍として販売する必要はなかったはずですよね。
西野さん個人の考えはわかりませんが、出版社が関わっている以上、
利益度外視ということもありえないです。
この無料公開には2つの理由があると考えます。
① ターゲットの拡大
② 他の書籍・オンラインサロンへの案内
①のターゲットの拡大ですが、無料公開をすることで大きな話題となりましたし、
TwitterやFacebookでもかなり拡散されていました。
作品を認知させるという点では、
かなり効果的だったはずです。
テレビで西野さんを見ることのない層の方でも、
SNSの効果によって、作品を目にすることは増えたと思います。
西野さんに興味がない方でも、これだけ話題でしかも無料ということであれば、
「少し読んでみようかな」と思う方は一定数いるはずです。
そこでパラダイムシフトを起こすことができれば、
西野さんのファンになっていくということですね。
そして、ファンになることで②に繋がっていきます。
「新世界」が面白ければ、別の作品も読んでみたいと思いますので、
「新世界」を購入しなくても、他の作品が売れることになります。
さらに、もっと情報を受け取りたいと思えば、
オンラインサロンへの入会を検討します。
もうお気づきだと思いますが、
「新世界」は広告であり、フロントエンドということです。
明確な数字はわかりませんが、無料公開によって「新世界」を購入しなくなった金額より、
他で得たリターンの方が何倍にもなっていると思います。
また、これは僕の感覚になりますが、
オンラインサロンへの一般的な認知度はまだまだ低いと思っています。
オンラインサロンの存在を認知させることに関しても、
この無料公開は非常に大きな役割を果たしたんではないでしょうか。
批判する前に「なぜ」を考える
冒頭で多くの批判があったとお伝えしましたが、
批判をする前に「なぜ」を考えることが必要です。
今回の場合であれば、
「なぜ」無料公開という戦略を取ったのか?
西野さんがただのアホであれば考える必要はないですが、
実際に様々な成果を出している方です。
何も考えなしで無料公開という戦略を取るはずがありません。
高い勝算があってこその戦略でしょう。
この「なぜ」を常に考えることで、
仕掛ける側の戦略が見えてきます。
批判的な考えを持った事例があれば、
「なぜ」を意識するようにしてくださいね。
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