どうも!ゆうです。
先日、「人生最高レストラン」という番組にユースケ・サンタマリアさんが出演しており、その番組内で、ユースケさんが過去にMr.Children(以下:ミスチル)と対バンをしたというエピソードが語られていました。
ユースケさんの所属していたバンドはアマチュアながらも全国ツアーをするなど、大分では名の知れたバンドだったみたいです。そんな人気バンドだったにもかかわらず、ミスチルを見たときに「もう音楽は諦めよう」と思ったそうです。
その理由として話していたことが2つあります。
まず1つ目は、圧倒的な歌の上手さです。この表現には、曲の完成度や演奏の上手さなど、バンドとしてのクオリティの高さも含まれていたと思います。あくまで憶測ですが。あまりにも大きな実力の差を見せつけられると戦意喪失してしまいますよね。
僕はこの話を聞いて、フリーザ様の「わたしの戦闘力は530,000です」を思い出しました。ユースケさんには、ネイルのように強大な敵に立ち向かっていく勇気はなかったみたいです。
2つ目は、ミスチルの顧客獲得戦略です。ユースケさんのバンドは、自分たちの曲を収録したカセットテープを1,000円で販売していたのに対し、ミスチルは無料で配っていたそうです。自分たちよりレベルの高いバンドが無料でカセットテープを配っている姿を目の当たりにして、より一層「これは勝てないな」と感じたようです。
ユースケさんのバンドはカセットテープを利益商品として見ていました。ですが、対照的にミスチルはカセットテープをフロントエンド商品と考え、ライブへ足を運んでもらうことを利益商品(バックエンド商品)と考えたのだと思います。
他のバンドを目当てにライブへ来たお客さんに自分たちの曲を聴いてもらうことで、新たなファンを獲得できるかもしれませんし、口コミによるバイラルが起こる可能性もあります。まぁ、これに関しては、ただ無料というだけではなく、圧倒的なクオリティがあってこそ、ではありますが。
無料だからこそ有料のクオリティで届ける
ネットビジネスでも無料プレゼントや無料レポートなど、前述したカセットテープと同じようなことは行われています。ですが、この部分を安易に考えている人が非常に多いなと感じます。
無料レポートをダウンロードして、アホほどしょうもない内容やったなという経験はないですか?
僕は実際によく経験しました。もちろんですが、二度と同じ作成者のレポートをダウンロードすることはありませんし、その後に送られてくるメルマガは速攻で解除していました。
無料だからといって無料のクオリティでは読者さんの心は何も動きません。所詮こんなもんやなと思われ、二度とあなたの情報に触れてくれることはなくなります。無料にもかかわらず、有料のクオリティがあるからこそ読者さんの心は動きますし、これからもあなたの情報を受け取りたいと思うわけです。
無料であげるのはもったいない、と思う気持ちもわかりますが、その考えの方がもっともったいないです。結局、前述したような損失を生んでしまいますので。
また、情報を出し切ることで自分自身の成長にも繋がります。発信する情報がなくなれば、強制的に新しい知識をインプットするしかありませんから。自分自身を成長させるためにも、もったいないという意識は捨てて、ガンガン持っている知識をアウトプットしていってください。
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