昨今では「信用経済」という言葉が頻繁に使われるようになり、お金を稼ぐためには、まず信用を稼ぐことが大切だ、と言われています。
無料で価値を提供して信用を獲得し、獲得した信用を換金する、といった感じですね。
この方法は決して間違いではないんですが、「無料での価値提供」だけに捉われてしまうのは危険です。
クオリティが高いことを前提として、無料での価値提供は非常に喜ばれます。ですが、無料であるがゆえに、あまり本気度が上がらない、という問題もあります。本気度が上がらなければ、当然ですが成果は出ません。
人は「自分に成果を出させてくれる人」を渇望しています。なので、無料で価値提供を行ったとしても、成果を出させることができなければ、あなたのコミュニティのメンバーになることはありません。
例えば、PDF200ページの教材を100人に渡した、とします。ただページ数が多いだけではなく、クオリティも高い教材です。また、多くの人が高評価をしている教材です。
果たしてどのくらいの人が実践するでしょうか。僕は、多くても10人ぐらいだと思っています。もしかすると、もっと少ないかもしれません。
100人のうちの大多数が、途中まで読んで挫折するか、「時間ができたら読もう」と言ってそのまま存在を忘れると思います。で、また別の無料情報に飛びつくはずです。これ、めっちゃあるあるです。
では、この教材が1万円で購入したものだったらどうでしょうか。
少なめに見積もっても、5割の人は実践すると思います。1万円を支払って実践しない人がいることには衝撃を受けますが、買っただけで満足する人は一定数存在しますので。
ですが、購入する段階では、すべての人が将来的に1万円以上のリターンがある、と考えたはずですし、支払った1万円を無駄にしたくない、とも考えたはずです。このように考えることで本気度が上がります。
本気度を上げるためには、お金を払う、ということが非常に効果的です。教材のことに意識を向けますし、教材に時間を使うようになります。
その結果、知識や収入が増え、成果を出させてくれた、あなたのコミュニティのメンバーになっていきます。
価値は発信者が決めるものではない
前項のような話をしても、自分が発信する情報には価値が無いからお金なんて取れない、という人がいますが、この考え方は間違っています。
価値というのは発信者が決めるものではなく、市場が決めるものです。
あなたにとっては価値がなくても、ある人にとっては非常に価値があるものかもしれませんし、また、その逆もあります。僕が集めている「ONE PIECE」のフィギュアを元カノがゴミだと言ったように、同じものでも人によって価値は変わるので、明確な基準はありません。
1万円を支払ったとしても、そのコンテンツによって1万円以上の成果が上がることで、お金を払ったとしても価値を感じるはずですし、提供してくれたあなたにも価値を感じてもらえます。決して、お金を取られた、とは思いません。
必要としていない人に無理やり販売するのは論外ですが、必要とする人には自信を持って進めることで、成果を出してもらえる可能性があります。
あなたが自信を持って推奨できるコンテンツがあるのなら、躊躇せずにどんどん進めていきましょう。それが、誰かの人生を変化させるきっかけになるかもしれませんよ。
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